ことを始めようとするとき、投資を真っ先に考えることが多い。
御多分に漏れずわたくしもその一人であり、金をただ失っただけで終わった経験を持つ。
商売の基本は、「客単価×客数×店舗数=売上高」という公式に要約できる。
店舗数を増やすことは、金さえあれば簡単にできることだが、難しいのは「客単価×客数」を上げることだ。
同じ商品を値上げすることで客単価をあげるのは簡単そうに見える。しかし相手は人である。
引き上げた単価に見合うだけの価値を提供できなければ、寄り付かなくなる。
経営者・管理者・社員の一人一人が頭を絞りに絞り、人をひきつけてやまない新たな商品をつくりあげることに全力で取り組まなければ、「客単価×客数」を上げるのは不可能といえる。
小説家だって小説を書くにあたって、資料を集めるだけ集め構想を練りに練る。
経営者・管理者・社員の一人一人が頭を絞りに絞り、人をひきつけてやまない新たな商品を創り上げることは、池井戸潤による小説「下町ロケット」じゃないけれど、とてつもなく難しいことだけれど、やりがいのある仕事なのだ。
㈱ T-logistics のメンバーは、「経営改善計画」の実施過程のなかで、新たな仕事を構築することの大切さを学んでいく。
製造原価明細書(同業他社比較)
「経営改善計画」実施一年目
「売上高経常利益率」の向上に伴い、財務諸指数が改善されたことに着目。