来期の損益予算が提出されたので、ここ数日間、終日机にしがみ付き、「資金繰り予測表」の作成に没頭。

ただでさえそれほど褒められた頭脳ではない。

ときたま混乱し始めるやいなや、定年後の生活をおくっている友人たちがふと羨ましく思えてくる。

しかしすぐに深く反省する。真剣に取り組める仕事があることは、本当は幸せなことなのではないか。

朝早くから夕暮れときまで、トイレに行くほかはほとんど休憩はとらず、食事をすることも惜しんで作成に勤しみ、やっとのことで完成できたときはそれはもう嬉しくて、生まれついてから信仰心など持たないけれど、思わず仏壇に向かって手を合わせてしまった。

そして思う。亡父が多額の借金を残してくれたからこそ、「管理会計」を自分なりに会得できたのではないかと。

もし仮に無借金の会社を父から引き継いでいたとしたら、「管理会計」の勉強には見向きもしなかっただろうし、きっと、とうの昔に会社を倒産させていた可能性は高い。

「管理会計」について書かれた書物はたくさんある。けれども、自分なりに会得できた「管理会計」の手法を、このブログを通じて、そのまま中小企業の経営者のみなさんにお伝えできることは、とても幸せなことだと思う。

「資金繰り予測表」を作成するには、「回転率」・「投資計画」・「返済計画」・「諸税算出」はもちろんのこと「預かり消費」を算出しておくことも欠かすことができない。

下記の表をまねて、損益「予算」なり「実績」から、国税庁のホームページに「預かり消費税」の公式は掲載されてはいるけれど、それによる算出は「経理部門」の担当者に任せて、必ず自分の手で作成してみてほしい。

本題に入る前に、頭を鍛えるために、「小説のプロット抽出」に取り組んでみたいと思う。

『琥珀』浅田次郎 プロット

場所 三陸の名の知れた港町(過疎の漁村) 名所 琥珀博物館
時  十二月下旬

主人公
名前 荒井敏男(本名川俣新太郎)
重要指名手配犯 時効12月29日まで残り一週間。
男ができた嫁さんを焼き殺す(「伏見の放火殺人」)
学歴 中卒 生れ 京都 西陣の喫茶店に就職
年齢 六十歳
性別 初老の男
髪型など  真っ白になった髪
体格 痩せたからだ
職業 裏路地で喫茶店を十五年間経営
住い 喫茶店の二階 四畳半・台所
小さな仏壇 飾られた色あせた妻の写真 毎朝、妻の写真が飾られた仏壇に向かって、般若心経を三ベン唱え、淹れたてのコーヒーを供える
家族等  独り身

敵役
名前 米田勝己
職業 警察官。四十二年間勤めあげ、定年間際の休暇消化で、「旨い酒と肴」を求めてたどりついた三陸のさびれた港町の裏路地で、喫茶店を営む、時効間近の重要指名手配犯川俣新太郎と出会う。
年齢 六十歳
髪型など  禿げ上がった頭
体格 肥えた体
服 ダウンコート
家族等 独り身  港町で列車を降りて間もなく、二年前に自衛官と結婚した娘からの携帯電話で、三年前に熟年離婚をした妻が、正月休みにグアムで結婚式を挙げると知らされ、「一人になってしまった」とようやく気づく。

概要
荒井敏男は、男ができた妻を焼き殺して、死に場所を探して三陸の海岸まできたが死にきれず、裏路地で喫茶店を営み、十五年間毎日欠かさず妻への供養を続けてきた。荒井の喫茶店に、米田勝己が現れる。米田は警官を42年間勤めあげ、定年前の休暇消化のため、「美味しい酒と肴」を求めて三陸を旅していた。名所琥珀博物館のある駅を降りたとき、娘からの携帯電話で、熟年離婚した妻がグアムで結婚式を挙げることを知らされる。喫茶店に入った米田は、店主荒井の顔を見た瞬間に、時効間近の重要指名手配犯川俣新太郎と見抜く。妻を殺し・妻を失った二人の男は、「琥珀の中に閉じ込められた小さな虫」のように孤独だった。時効が来るまでの1週間、米田は川俣に、「店を閉め、看板もさげて、じっとしている」ことを約束させて、琥珀の街を後にする。

消費税の算出(見本3)

税抜経理」の場合は、「消費税を租税公課」として計上することはなく、決算時に今期に発生した「仮受消費税」と「仮払消費税」を相殺する処理をします。したがって達成できた利益の中には、「消費税預かり分」が入っていることになりますから、注意が必要です。