ゴールデンウイーク中、わたしは喉風邪をひきましたが、病院で診察をうけることっもなく、市販の薬を飲んで、終日床に伏していました。
もう七十歳も半ばを超えましたし、若いころから、風邪をこじらすとすぐに肺炎に罹ってしまうことをしっていた妻から、安静を求められたのです。
幸いにも平熱で、食事をしても味がしないということもなく、コロナウイルスではありませんでしたが、若夫婦と孫三人が同居していますので、自重して、大人しく部屋に閉じこもっていました。
久しぶりに山本周五郎の小説を読み返していて、『備前名弓伝』を何回も読み返しました。
「どんな場合も二の矢を用意せず、また果し合いにも敢えて弱い弓を持って臨む弓の達人青地三之丞の物語」と帯には要約されています。
「常の弓を持って射れば勝ったのだ。おそらく幸之進の胸板を射抜いたであろう。その腕を持ちながらわざと知れぬように弱い弓を用い、己の恥を忍んでことを穏やかに済ませたのだ」(備前岡山藩主池田光政)
青地三之丞と対照的なのが、滝川幸之進。
「一刀流の腕こそすぐれているが人柄は粗暴で、到底家臣たちの間に立って師範する人物ではない。これはもうすこし修行せぬといかん」(光政)
この世には何と、滝川幸之進のような男が多いことか。
テーマに入る前に、「都道府県別のコロナウイルス罹患者数」(朝日新聞社会面掲載)を載せておきます。
ジグザクの経過を辿って終焉にたどり着くのは、何ごとも同じなのでしょうが、コロナ患者数も増えたり減ったりしながら、わずかずつ減っており、増加数ゼロの県の数も、ジグザクの経過を辿って増えていくようです。
「緊急事態宣言」の効果は確実に出始めているようですので、もう少しの辛抱が必要ですね。
「消費税」の話に入ります。
「損益計算書」の「予算」と「実績」に基づいて、「消費税計算」をしてみましょう。
同じことを繰り返します。
「資金繰り表作成」とは深い関係があることですので、我慢して読んでください。