会社の安全性を見る指標には、前回勉強した「自己資本比率」の他に、「固定長期適合率」・「長期資本収支」・「流動比率」・「当座比率」があります。今回は「固定長期適合率」について勉強することにいたします。

「貸借対照表」は、「資金がどこから集められて、集められた資金が何に使われたかを示す表だ」と、要約することができます。

下の表を見れば一目瞭然です。

「負債・純資産合計(流動負債・固定負債・自己資本)」<資金がどこから集められ>
「資産合計(流動資産・固定負債)」<集められた資金が何に使われたか>

「負債・純資産」のうち「固定負債・自己資本」で、「資産合計」のうち「固定資産」の資金をどの程度カバーしているかをチェックするのが、「固定長期適合率」ということになります。

即ち、長期間保有する予定の「固定資産」に対する資金調達の安定性を表す、とご理解ください。

固定長期適合率=固定資産÷(固定負債+自己資本)

サンプル資料




固定長期適合率=固定資産(89.9)÷(固定負債(43.1)+自己資本(96.8))=(89.9÷139.9)=60%

この値を下欄の「銀行のスコアリング」でどのあたりに位置するかを調べてみます。

「7点満点」で「5点」を取っていますから、なかなかの好成績といえるでしょう。



「固定長期適合率」から判断できることは、以下の三点です。
低いほど安定性が高い
100%以下が望ましい
100%以上の場合は、短期資金で調達している