「貸借対照表」・「損益計算書」・「株主資本等変動計算書(利益金処分案)」・「資金収支表」・「キャッシュフロー表」など財務諸表を考えたのが何処の誰かは知らないけれど、わたし太郎のようなものには学び取るだけでさえ精いっぱいだというのに……、凄い! とただただ感心するばかりだ。
でも天才たちがあみ出してくれた財務諸表のお陰で、わたしのような愚鈍なものでも努力しさえすれば「経営分析」が曲がりなりにも会得でき、厚かましくもこのようなブログを書くことができるようになったのだから、彼らには感謝、感謝。
今回は,「貸借対照表」・「損益計算書」・「株主資本等変動計算書(利益金処分案)」の三表から、これまでの通り、「間接法」での「キャッシュフロー表」を作成が「テーマ」。
わたし太郎のような極め付きの「鈍な人間」にも、まだ完璧にマスターしたとはいえないけれど、「キャッシュフロー表」を作れるようになれた。
だから、みなさんも諦めずに、ぜひ取り組んでみて欲しい!!
「売掛金」も「買掛金」も「現金・預金」として回収されていず、支払いもしていない。
しかし「前期」と前々期」の増減をみることで、「現金・預金」の動きが抽出可能。
損益計算書に計上された「減価償却費」も貸借対照表に計上される「引当金」の増加分も、現金支出を伴わない費用なので調整。
その他算出式例
有形固定資産(増額+減価償却+除却損)
無形固定資産(増額+減価償却+除却損)
有価証券売却収入(有価証券減少(貸借)+有価証券売却益(損益))
法人税等支払額(前期納税充当金(貸借)+当期納税充当金(損益)-当期納税充当金(貸借))
棚卸資産、前払金、前払費用、前受金、未払費用などもあわせて調整。
まだまだありますが、文章で話をすすめても分かりにくいと思うので、T-logistics社の社長了解を得たので、同社の「貸借対照表」・「損益計算書」・「株主資本等変動計算書(利益金処分案)」の三表を使って、「キャッシュフロー表(間接法)」の作成にトライしました。
みなさんも、自社の財務諸表を手元において、これをそのまままねて、作成を試みて欲しい。
現預金の増減額が一致しないときは、どこかに計算間違いがあって、再計算が必要。
サンプルは幸いなことに一致し、確認のため作成した過去の五期間も、すべて一致しており、この世にはまぐれというものが存在することをあらためて再確認した次第。
ご参考までに、貸借対照表の「資産」と「負債・純資産」の増減が、キャッシュの増減とどう結びついているかの一覧を下に添付しておきました。