二週間ぶりのUP。

昨年のクリスマスの日から今日の日まで更新する時間がまったく取れませんでした。

神無月・霜月の二か月間をかけて小説のプロット(設計図)創りに没頭。

ようやくのことで満足のできるプロットが完成し、会社が休みに入って、自由時間がたっぷりと取れたものですから、寝る時間・食事の時間・入浴の時間・その他の雑用の時間を除いて、一日のほとんどの時間を、平均して12時間余、小説を書くことに費やしていたのです。

「少しは歩きなさい」

妻からは毎日のように小言を言われっぱなし。

でも一日のなかで、自由な時間がまとめてとれるのは、暮れから正月にかけての会社が休みの日だけですから、一秒たりとも無駄にはできません。

こんなに長い時間机に向かっていたのは、もう半世紀以上前の、大学四年間以来のことです。

でも、高校は進学校に在籍していましたけれど、読書・鉛筆画・文章を書くことに夢中で、肝心の受験勉強にはまったく心が向いていませんでした。

いまさら悔やんでもやり直しはできませんけれど、高校時代にも、これだけ熱心に勉強をしていたら、もっとまともな人間になれたかもしれません。

でも今の自分があるのは、何ごとにも躓き、馬鹿ですね、性懲りもなく、挫折を何度も何度も繰り返したおかげなのかもしれない、と思ってもいるのです。

この一週間余、文章を書きながら、youtubeをループ再生して、シャンソンの「バラ色の人生」と「ラ・ボエーム」を終日聴いていました。

「バラ色の人生」は現在進行形の愛、そして「ラ・ボエーム」は過去の愛を唄っています。

エディット・ピアフやシャルル・アズナブールは好きなのですが、フランスに留学していた友人とは違って、わたしはフランス語がまったく理解できないものですから、岩谷時子訳詞の越路吹雪・なかにしれい訳詞の金子由香利が唄うシャンソンを聴き続けていたのです。

唄を聴きながら、涙がこぼれ出てくるのを、どうにも止めることはできませんでした。

そうしてやっと書き上げた小説は400字詰原稿用紙80枚の短編ですが、どうにか満足のいくものに仕上げることができました。

半月ばかり眠らせ、その後であらためて読み直し、書き改めるところがあれば、また書き直そうと考えています。

でも今回はプロット(設計図)がしっかりと出来上がってから書き始めましたので、このままでも応募できそうな気がしています。

では肝心の「貸借対照表予算」作成の最終回として、これまでに言い残したことを書いておきたいと思います。

わたしは父が設立してから今日までの、すべての決算書と暦月試算表の「経営分析」をすべて終えています。

過去なんかどうでもいいじゃないか、肝心なのは将来だろう、という言葉をよく聞きます。

わたしはこれまで歩んできた自分の人生を、総復習する目的もあって、小説を書き続けています。

ですから挫折の効用の凄さをよく理解できるのです。

先ほども書きましたけれど、挫折がなかったら、小説などは書けもしませんし、きっと経営分析も会得できないままに一生を終えることになったでしょう。

そんな人生はまったくといっていいほど詰まらない、と思う。

会社の分析も同じです。

決算書・暦月試算表を分析した数字の中には、例え今、優良会社であったとしても、損益分岐点企業・赤字企業だったときの痕跡がしっかりと残っていることが、見えてきます。

みなさんも、是非、やってきてください。

過去の決算書の経営分析に取り組むことを通じて、貸借対照予算の作成に不可欠である、売掛金・棚卸資産・買掛金の「回転期間」、投資計画・借入金返済・繰越利益剰余金に損益予算の「当期利益」がを加えなければならい、ということがはっくり見えてきます。

そして「損益計算書予算」と「貸借対照予算」の二つがありさえすれば、会社の経営計画を定めるための導きの糸となる、「損益分岐点分析」と「資金繰り予算」を作り上げることができます。

「損益分岐点分析」をすることで、赤字企業が損益分岐点企業に、損益分岐点企業が普通企業に、普通企業が優良企業になるこちが、「損益計算書予算」にしっかり目標として定められているかどうかが見えてもきます。

赤字企業が赤字企業のまま、損益分岐点企業が損益分岐点企業のまま。そんな「損益計算書予算」では、決して「予算」に値しません。

是非是非、過去の決算書すべての「経営分析」と取り組んでください。

ここで「貸借対照表予算作成」にいくら詳細に述べても、自分で過去の決算書から実際に、経営分析と取り組んでみて、少なくとも過去の期のすべての「財務諸指標」を算出する努力をしてみなければ、「貸借対照表予算作成」など夢のまた夢。「貸借対照表予算作成」の作成ができなければ、経営者として絶対に必要な、「資金繰り表予算」など絶対にできるはずもありません。

「資金繰り表予算」は税理士に頼めば作ってくれるから。

そんなことを公言する経営者は、経営者が会社を守るために、絶対に会得しておかなければならい「管理会計」など会得できるはずがない。

次回から何を書きましょうか。

肝心なことは、これまでに、すべて語り終えた気がします。

あらためて、復習をすることにしましょう。

さて、どこから始めようかな。

とにもかくにも、ご期待ください。